専門学校「福岡ビジョナリーアーツ」（福岡市博多区博多駅前3）のペット学科の学生が5月17日、ペットショップ「Charmkey（チャームキー）」を1日限定で開く。

　同ショップは、リアルな客を相手に実際の接客を学ぼうと昨年6月に初めて企画され、1～2カ月に1度のペースで行われてきた。今回で7回目。同校付近は「ペット可」のマンションが多い地域で、スタート当初はチラシなどを配布していたが、口コミで広がり、リピーターが増え、現在では開催の度に予約で埋まるほどになった。

　当日は、今春卒業した先輩たちを補助していた現2年生がメーンで運営。爪切り、耳掃除、肛門絞り、足周りカットを含む「シャンプーコース」の小型犬は1,000円～1,500円ほど。ほかにカットやカラーリング、アロママッサージなどを行うほか、学生手作りグッズの販売も。「割安であることも評判がいい」（同校教務部の田辺直子さん）。

　田辺さんは「（この仕事は）犬と同時に飼い主と接することが大事。人とのコミュニケーションの大切さを体感しているようだ」と生徒たちの様子を話す。「地域の人々にかわいがっていただける店になれれば。ぜひ一度来てほしい」とも。

　開催時間は9時30分～17時。同校1階で受け付け、6階・7階がショップとなる。完全予約制で、予約は専用電話（TEL 080-3998-9955、受付時間10時～18時）、ファクス（092-483-1406）、メール（charmkey-fva@softbank.ne.jp）で受け付ける。