イベント「アジアンクリスマスマーケット2023」が12月21日から、福岡アジア美術館（福岡市博多区下川端町）のアートカフェで開催される。主催は福岡アジア美術館。

イベント会場のサンタクロース像

　「多くの方に、クリスマスイベントをきっかけに福岡アジア美術館を知ってもらいたい」と、来年3月で25周年を迎える記念イベントの一つとして企画。同館のクリスマスイベントは初めてで、「福岡アジア美術館ならではのアジアンテイスト」をテーマに、アジアのフードやビール、スイーツ、クリスマス雑貨などの販売や、ワークショップ、音楽や舞踏などのステージイベントを行う。

　会場では、1つの雑貨ブースと5つの飲食ブース、ワークショップコーナーを設け、福岡県内から4日間で12種類の店舗が出店する。フードやドリンクは、インド料理店「スラージ」の「タンドリーチキン」やカフェ「Kimi香港デザート＆ティー」の「エッグタルト」などのほかタイのビール「SINGHA」の生ビールやホットワイン、ホットチョコレートなども販売する。ワークショップは「スノードームを作ろう」（3,000円）や「タイのオーナメント作り体験」（無料、21日・22日）などを行う。そのほか、女流変面師の心々（しんしん）さんによる中国伝統芸能の「変面ショー」（22日18時～、19時～）や「Sounds of DAZ」のゴスペルライブ（23日11時30分～）などのステージイベントも行う。

　このほか、バックヤードを同館学芸員が案内する「福岡アジア美術館ツアー」を開催する。現在開かれている展覧会「福岡アジア美術館 ベストコレクション」のギャラリーツアーのほか、図書室や美術品を運ぶ搬入用エレベーターなど、普段は見ることができない美術館のバックヤードを案内する。開催日時は23日16時～、24日11時30分～。参加無料。

　同館運営課長の鴨川直史さんは「このイベントをきっかけに興味を持ってもらい、来館してもらいたい。アジアンテイストのクリスマスを楽しんで、アジア美術にも触れてもらえれば」と呼びかける。

　開催時間は11時～19時30分（金曜・土曜は20時まで）。入場無料。今月24日まで。