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福岡アジア美術館で開館25周年記念した「ベストコレクション」 24作品展示

福岡アジア美術館

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 展覧会「福岡アジア美術館 ベストコレクション」が現在、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)アジアギャラリーで開催されている。

方力鈞(ファン・リジュン)さんの「シリーズ2 No.3」

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 福岡アジア美術館は、1999(平成11)年3月にアジアの近代美術に特化した美術館としてオープンし、来年で開館25周年を迎える。同展は25周年を記念し、同館のコレクション約5000点の中から、存命中で同館が代表作を所蔵している現代作家10人を選出し、絵画や映像、インスタレーションなど計24点の作品を展示する。同展企画担当学芸員のラワンチャイクン寿子さんは「世界で活躍することで母国のアートの評価を高め、自国のアートシーンをリードしてきたアーティスト、という視点で選んだ」と話す。展示する作品については「福岡アジア美術館の作品はまだまだ市民に十分に知られていない。当館のコレクションを知ってもらう機会にしたく、当館の『顔』となる作品を選んだ」とも。

 会場では、同展のメインビジュアルにもなっている方力鈞(ファン・リジュン)さん(中国)の作者自身を描いた「シリーズ2 No.3」、林天苗(リン・ティエンミャオ)さん(同)のインスタレーション「卵 #3」、ラシード・アライーンさん(パキスタン)のインスタレーション「ティグリス」、1990(平成2)年のアート・プロジェクト「第1回ミュージアム・ シティ・天神」に出展した際に制作した、蔡國強(ツァイ・グオチアン)さん(中国)の作品プラン「私はE.T.天神と会うためのプロジェクト:外星人のためのプロジェクトNo.4」などを展示する。

 ラワンチャイクンさんは「世界で活躍している現代作家に特化した展示は同館で初めて。アジアを代表する作家の代表作を実際に見てもらいたい。ほかにも良いアーティスト、優れた作品を所蔵しているので今後も魅力的な空間の中で順次公開していくことを考えている。今後の展示にも期待してもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで)。水曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=200円、高大生=150円、中学生以下無料。来年4月9日まで。

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