寮の運営やホテル「ドーミーイン」などを運営する共立メンテナンス（東京都千代田区）は3月18日から、博多区冷泉町に天然温泉付きのビジネスホテル「天然温泉御笠の湯 ドーミーイン博多祇園」をプレオープンする。

　立地は地下鉄祗園駅からすぐの国体道路沿い。10階建てで延床面積は5,841平方メートル。九州では昨年4月に熊本にオープン以来2棟目の運営となる。ホテル1階はフロントで、今月24日にはファミリーマートもオープンする。2階に自家源泉として地下900メートルからくみ上げる、ナトリウムやカルシウムなどを含む塩化物泉を備えるほか、「しっかり朝食を取ってほしい」（九州・沖縄総支配人の嶋崎勝啓さん）と品数を豊富に取りそろえたという炙り焼きを取り入れた和洋バイキングと、手揉み処を設ける。

　3階～10階までは客室で全186部屋。12.5坪のエコノミーシングルが4部屋、15坪のシングル（ダブルべッド使用）が141室、22坪のツインが30室、和洋室が10室に、身障者対応客室も1室備える。客室にはシャワーブースのみとなるが、天然温泉大浴場は男女ともサウナ付で、チェックイン後は翌朝10時まで自由に入浴できるという。また客室は全室禁煙で、ロビーも含めた全フロアに専用の喫煙ブース設置した。

　嶋崎さんは「ビジネスホテルでは激戦区ではあるが、お客様の声を大切にして、細かい点にも配慮して十分に反映させていきたい」と話している。

　チェックイン＝15時・チェックアウト＝11時。料金はエコノミーシングル＝8,000円（プレオープン期間中、30室限定で5,900円）、ダブル（1人）＝9,500円（同6,900円）・ダブル（2名）＝13,000円（8,900円）、ツイン＝16,000円（同11,800円）、和洋室＝24,000円（同17,700円）。朝食バイキングは6時30分～9時30分オーダーストップで＋1,200円。グランドオープンは4月1日。