今夏のボーナスは「生活費の補てん」が大幅増-西シ銀が消費者動向調査

西日本シティ銀行 消費者動向調査 No.104「夏のボーナス使いみち調査」より

西日本シティ銀行 消費者動向調査 No.104「夏のボーナス使いみち調査」より

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 西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3)は、今年の夏のボーナスの使い道について消費者動向調査を行い、公開している。

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 消費者動向調査は、同行が旧西日本銀行時代の1980年当時、銀行業界で初めて女性役員を起用したことをきっかけに、主婦の目線や傾向を調べることを目的にスタートした。今回も消費者団体を通じて県内に在住する主婦500人にアンケートを行っている。

 調査によると昨年の夏と比較して「少なくなる」の回答が26.2%増加し、前年比の調査以来最大の落ち込みを予想しているほか、使い道についても「生活費の補てん」と答えた割合が増加しており、景気低迷の影響がここでも見てとれる。貯蓄する目的についても「将来の生活日の補てんのため」のポイントが大幅に増加しており、将来の不測の事態に備えた生活防衛の意識が高まっているとしている。

 同行広報文化部の堺豊明さんは「昨年の夏は博多地区を中心に地価上昇し、投資も活発なミニバブル的なところがあった。福岡を含めた地方都市は、リーマンショック直後の昨年の冬のボーナスより、都心より直接的な影響は出にくかった分、今夏には家計にも影響が出るのでは」と分析したうえで、「大きなビジネスチャンスである2011年の新駅開業時には、また市場や家計も活気づいてほしい」と希望を述べた。

 消費者動向調査の詳しい内容は、同行のホームページでも公開している。

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