博多の切り絵師・小西一珠喜さんがギャラリー開設-櫛田神社前に

「博多祇園山笠」の法被の切り絵の原画。それぞれの流のデザインが詳細まで再現されている。

「博多祇園山笠」の法被の切り絵の原画。それぞれの流のデザインが詳細まで再現されている。

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 博多の切り絵師・小西一珠喜(かずよし)さんのミニギャラリー「博多きりえミニGallary」(福岡市博多区冷泉町、TEL 092-272-3378)が6月16日、櫛田神社の向かいのビル2階にオープンした。

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 同ビルには、2006年11月に小西さんがアトリエを開設。ビルは博多祇園山笠のスタート地点でもある山留めの真正面で、ギャラリーの窓からも櫛田神社の境内も望める。

 小西さんは、山笠をモチーフにした切り絵や博多の街並みを切り絵で制作。国内外で展示会を行っているほか、今年のどんたくでも傘鉾の大垂絵の一面を制作した。今年6月、7年の歳月をかけて制作した水法被44種類・長法被43種類の法被の切り絵が完成。オープンに合わせて、それぞれの法被すべてを描いた長さ約7メートルに及ぶ巻物を櫛田神社に奉納した。

 奉納された巻物は櫛田神社内の櫛田会館に展示しており、山笠終了後に歴史資料館で展示される予定で、同じものがギャラリーにも展示される。その他にも、法被の原画約20点のほか、前回ギャラリーでも展示していた「きりえ博多百景」、Tシャツやポスター、絵葉書などを展示・販売する。

 小西さんの切り絵は、NPO博多まちづくりが毎年発行し、商店街などで配る「博多山笠マップ」でも表紙を飾ることが決まっているほか、今月末にはサロン・ド・井筒屋U(下川端町)地下2階のギャラリー&イベントスペースで展示会も予定している。

 小西さんは「櫛田神社に近く山笠も近づいてきたので、気軽に足を運んでほしい」と話す。営業時間は10時~18時。土曜・日曜不定休。

「山笠」えふカードが6月21日から限定販売(関連画像)切り絵で描く博多の魅力-どんたく前に作品公開(博多経済新聞)アクロスで「博多祗園山笠 きりえ展」七流の法被を切り絵で(天神経済新聞)博多きりえ

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