「萬年家」の限定和菓子が好評-陶芸家のコラボで商品開発

触り心地までこだわった大さんの器に、求肥・大納言粒あん・渋皮栗とくるみに栗素麺を幾重にも重ねた「萬年山」。上には栗の葉で演出している。

触り心地までこだわった大さんの器に、求肥・大納言粒あん・渋皮栗とくるみに栗素麺を幾重にも重ねた「萬年山」。上には栗の葉で演出している。

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 サロン・ド・井筒屋U(福岡市博多区下川端町、博多リバレイン イニミニマニモ地下2階)の「御菓子処 萬年家」(はねや、TEL 092-262-1035)が販売する期間限定の和菓子が好評で、期間を延長して提供している。

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 お菓子の老舗、石村萬盛堂のブランドのひとつである同店は、立ち上げから現在約25年。現在は同店と小倉井筒屋(北九州市)のみで扱う、泡雪とオレンジピールで作った「那の香」が人気に。同商品のみ福岡三越でも販売している。

 サロン・ド・井筒屋Uの開店と同時にオープンし、11月で1周年を迎えるのに合わせて、兼ねてより同社社長と親交のあった陶芸家・高鶴元(こうづるげん)さんの紹介で、元さんの長男で久山町在住の陶芸家、高鶴大(だい)さんとコラボレーションが決まった。

 同店の菓子職人がアトリエに足を運び、季節感のある商品に仕上げたという「萬年山(はねやま)」(1,500円・小850円)は、店内の工房で出来たてを提供。「新栗のおいしさと風味、大さんの器で、五感で楽しんでもらえる」(店長の久保田悠衣さん)と自信を見せる。

 先月4日から提供を開始しており、同13日からは「器と和菓子の出会い」と題したコラボイベントを開催し、店内の商品を高鶴さんの器でディスプレーしているほか、イートインでも、高鶴さんの器や湯飲みで提供している。女性客を中心に好評で提供期間の延長を決めた。

 イートインテーブルも増やしたことから、久保田さんは「店の雰囲気もとても静かなところなので、ぜひ出来たてをゆっくり召し上がっていただければ」と話し、「今後も季節に合わせた、ここでしか出せないものを作っていきたい」とも。クリスマス期間限定の伝統和菓子も予定している。

 営業時間は10時~20時。「萬年山」の提供とイベントは今月24日まで。元さんの茶碗やマグカップも展示販売している。クリスマス限定商品の予約は12月17日まで。

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