恒例「竹下まつり」、開催近づく-商店街イベントから地域参加型の祭りへ

昨年の地元中学の演奏の様子。商店街には露店が数多く並び、多くの人が訪れる。

昨年の地元中学の演奏の様子。商店街には露店が数多く並び、多くの人が訪れる。

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 JR竹下駅(福岡市博多区竹下4)周辺で5月17日、毎年恒例の地域活性化の祭り「竹下まつり」が開催される。主催は、地元商店街や企業、住民ら約50人で構成される竹下まつり実行委員会。

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 今年で25回目となる同祭りは「若竹のようにすがすがしく」のキャッチフレーズに、駅前広場に設置する「しあわせの竹のトンネル」や、同地区出身で「しんわ」のTVCMキャラクターなどを手がけたデザイナー内野隆さんがまちおこしのためにと寄贈した「竹ちゃん」など、竹をテーマにした作品を会場内の随所に展示する。

 ステージでは今年も福岡市消防音楽隊の演奏による「竹下ふれあいコンサート」や嘉麻市の「野武士」や地元の「竹下太鼓振興会」による太鼓響演会、フラダンスや舞踊、地元ミュージシャンの土屋伸之さんのライブが行われるほか、めんたいこ製造の福太郎が特設ブースを作り、切れ子めんたい・めんたいせんべい、割れせんなどを販売する。

 近年の30~40歳代のニューファミリー層の増加に伴い、小中学校のブラスバンドのライブのほか、「子どもフェスティバル」と題した竹とんぼづくりやスタンプラリー、クラフトコーナーやアートパフォーマンスなど、子ども向けのイベントも多数予定するほか、小学生ら約15人が務める「子ども実行委員」が祭りの一部にかかわり、「住民皆で作る参加型のイベント」(同実行委員会事務局長の田崎克敏さん)を目指すという。

 企業城下町として成長した同地区。近年は都心から近い下町として新築マンションが増加。商店街も大型店の進出や昼夜人口の変化、高齢化などの問題を抱えている。同地区のタウン誌として1985年から親しまれてきた「ふれあい」が4月末の40号が最終号になったほか、今年は子どもみこしをが出ないが、地元住民や企業、商店街が一体となり「1年に1回の顔合わせのような感じで、毎年この日だけは明るく盛り上がる」(田崎さん)と例年1万5千人ほどの人出がある。「不景気だからこそ、ぜひ足を運んでもらって1日楽しんでもらい、元気なってもらいえれば」(同)とも。

 開会時間は10時~17時。雨天決行。問い合わせは事務局(TEL 090-9384-2103、5月24日まで)まで。

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