「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町)で現在、展覧会「祝! ユネスコ無形文化遺産10周年 想(おも)いを伝える! 令和8年度 博多祇園山笠(やまかさ)展」が開催されている。
7月に行われる夏の祭り「博多祇園山笠」に合わせて、毎年、山笠に関連した衣装や資料などを展示する同展。今回は、今年の一番山笠(やま)の「中洲流」に関する展示、山笠がユネスコ無形文化遺産登録されて10周年を迎えることを記念した展示、山笠好きな女性たちの声を届ける展示などを行う。
中洲流に関する展示では、山笠を舁(か)く時に着る「水法被」や山笠行事の時に着る「当番法被」などを展示するほか、箱崎浜で取った「お汐井(しおい)」を入れる竹製のかご「お汐井てぼ」や、舁き手が山笠を舁く時に舁き棒にかけて使う「舁き縄」、色と柄によって6つの役割を意味する「役職手拭(てのご)い」などの山笠道具も展示する。
「祝! ユネスコ無形文化遺産登録10周年」コーナーでは、博多祇園山笠を含むユネスコ無形文化遺産に登録されている九州の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」に関するパネルや、登録認定証のコピーなどを展示する。企画コーナー「私たち山笠推しとうよ」では、山笠好きの女性たち「山のぼせ女子」による声を届ける。中学1年生、60歳、小学5年生の女性に山笠の楽しみ方や、山笠の好きなところを語ってもらったパネル展示「山のぼせプロフィール」や、同館のインスタグラムで集めた「今年の山笠に向けて一言!」「あなたにとって山笠とは?」「山笠のどんなところが好きですか?」のテーマに沿った一言メッセージの展示などを行う。
このほか会場では、来館者が山笠の思い出や、山笠に関わる方へのメッセージなどを書いて、飾り山笠に見立てた台紙に貼り付けられるコーナー「山笠の思い出を書いてみらんね?」も展開する。
同館の五反田理杜さんは「山笠推しの女性たちの声を通して、多様な魅力を感じていただき、実際の山笠を楽しむきっかけになれば」と来館を呼びかける。
開催時間は、6月=10時~18時、7月=9時30分~17時30分(いずれも入館は閉館の30分前まで)。入館料は200円(中学生以下無料)。7月26日まで。