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福岡アジア美術館で水をテーマに現代アート展示 世界水泳選手権福岡大会記念

福岡アジア美術館で開催中の展覧会「世界水泳選手権2023福岡大会記念展 水のアジア」、ムルヤナさん(インドネシア)のインスタレーション「海の記憶」(2018年、個人蔵)

福岡アジア美術館で開催中の展覧会「世界水泳選手権2023福岡大会記念展 水のアジア」、ムルヤナさん(インドネシア)のインスタレーション「海の記憶」(2018年、個人蔵)

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 特別展「世界水泳選手権2023福岡大会記念展 水のアジア」が現在、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)アジアギャラリーで開催されている。

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 7月14日に開催する世界水泳選手権2023福岡大会を記念する展覧会。「水」をテーマに、日本やアジア各地で活躍する現代美術家8人の作品をインスタレーションや映像作品、日本画などを13点展示するとともに、サテライト会場のボートレース福岡(中央区那の津1)にも1点を展示する。

 同館に展示するのは、ムルヤナさん(インドネシア)のインスタレーション「海の記憶」(2018年、個人蔵)や安聖惠さん(台湾)のインスタレーション「アリ・サベ・サベ/土石流、私は未来ですべてを想(おも)う」(2021年、作家蔵)、比佐水音さん(日本)の日本画「いきてはいたる」(2019年、作家蔵)、山内光枝さん(日本)の映像作品「信号波」(2020-23年、作家蔵)など。レース開催日のみ入場できるサテライト会場には7月17日から、安聖惠さんが手がける野外彫刻作品「そこにある海」(2023年、作家蔵)を設置する。

 同館学芸員の趙純恵さんは「展覧会のわりに作品数が少ないのは、1点1点、作品世界を体感してもらいたいから。本展を通して、さまざまな水の在り方を見てもらえれば」と話す。

 関連イベントとして、同館8階の「あじびホール」でアーティストトークを開催。アーティストは、7月17日=山内さん、8月13日=金サジさん(日本)。8月11日には、筑前琵琶奏者の尾方蝶嘉さんによる、比佐さんの作品からインスピレーションを受けて創作した曲の琵琶演奏や比佐さんのトークなども開催する。アーティストトークは両日とも14時開始。予約不要で参加無料。琵琶演奏は15時開演。入場無料(要申し込み、7月25日締め切り)。

 展覧会の開催時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで)。7月5日、12日、8月30日は休館。チケット料金は、一般=1,000円、高・大学生=800円、中学生以下無料。9月3日まで。

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