博多のカフェスタッフが念願のキャナルステージへ-ミュージックシティ天神で

甘いものが大好きという理映子さん。カフェのメニューでもお気に入りのガトーショコラを手に。

甘いものが大好きという理映子さん。カフェのメニューでもお気に入りのガトーショコラを手に。

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 ビジョナリー・カフェ・スウィーツ(福岡市博多区博多駅前3)に勤務するスタッフ、理映子さん(23)が、10月4日・5日に行われる九州最大の音楽イベント「ミュージックシティ天神」で今年から会場になったキャナルシティ博多(住吉1)のステージに出演、ラストを飾る。

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 理映子さんは同店でホールスタッフとして勤務する傍ら、福岡をホームグラウンドとして、シンガーソングライターとして音楽活動を行っている。博多区で生まれ、福岡市内で学生時代を過ごした。

 4歳のころから電子オルガンを始め、並行してジャズダンスやクラシック・ジャズピアノのレッスンを続けた。18歳の時に初ライブを行って以来、数々の賞を受賞し、県内のテレビ局の番組やイメージソングに採用された。先月までの1年間は、女性アーティストのYUIさん、絢香さんを輩出した「音楽塾ヴォイス」(中央区)でシンガーソングライターの講師も務めていた。

 「接客が好き」と話す理映子さんが同店に勤務して3年目。今年5月のリニューアルに当たっては、スタッフとともに「どうすれば明るい雰囲気で居心地のいい店にできるか」を真剣に話し合ったという。福岡については、「自然が好きで、海や山が近いし、その雰囲気が好き」と話し、デビューや東京行きの話を断り、生まれ育った福岡をベースに音楽活動を続けてきたという。

 そうした中、今年から博多区でもステージを開催するミュージックシティ天神で、キャナルシティ博多サンプラザステージのラストを飾ることになった。以前から博多大丸・パサージュ広場やイムズプラザでのライブは経験があるものの、円形で高く広がるキャナルシティサンプラザステージはずっとあこがれだったという。

 店長の森田千絵美さんは「仕事ではいつも明るく笑顔で、全体をよく見てホールをまとめてくれていて、まるで家族が晴れ舞台に立つ気持ち。いつもの元気で頑張ってほしい」とスタッフや客とともに応援に行くことを決めている。

 理映子さんは「自分の気持ちを飾らずに曲を作り、歌っている。共感してくれるものがあればうれしいし、聴いてくれる人の気持ちのどこかにスッと入ってくれたら」と笑顔で話し、本番のステージに向けて最後の調整を行っている。8月からはマルタイラーメンのTVCMで楽曲がオンエアされているほか、秋以降にも別のCMでの採用が決まっている。来春をめどに自主制作でセカンドアルバムを発表し、海外での音楽活動を目指す。

 ステージ出演は、5日18時~18時30分。入場無料。同店で同18日に初めて開催するハロウィーンパーティー(18時~)でも、19時30分から理映子さんのライブを行う(1,500円、要ワンドリンク)。チケットは同店で販売中。今月28日にもゲイツ(中洲3)のライブハウス「Gate’s 7」のライブにゲスト出演する。

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