女性限定の写真教室が作品展-「ほほえみの瞬間」テーマに

女性ならではの眼で日常を切り取った、優しい写真が並ぶ。

女性ならではの眼で日常を切り取った、優しい写真が並ぶ。

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 福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)8階交流ギャラリーで9月4日から、女性だけの写真教室「Petite Photo(プチフォト)」受講生の作品展が開かれている。

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 同教室の講師を務める浦瀧恵美子さんは、ホテルウーマンやバーテンダーなどさまざまな触手に就いた後、2001年ごろから本格的に写真を始めた。翌2002年には知人の目に留まり個展を開いた。「年配の写真教室ばかりでなく、女性だけの写真教室を」と考え、2004年5月から現在の教室を開校した。富士フイルムビル(住吉3)で年4期開講し、現在18期目を迎え、修了生は約100人超を数える。20~30代を中心に、今期は初級5人、上級8人の計13人が、月2回レッスンを受講している。

 今回は受講生らで「ほほえみの瞬間」というテーマを決め、思わずほほ笑んでしまいたくなる写真が並ぶ。これまでの受講生も含めた総勢約30人の作品が、前回の倍以上になる約75点や、講座で作ったミニ写真集約35冊を展示する。

 浦瀧さんは「自分が小さなころの写真の写りを再現したい人や、両親や祖父母が撮ってくれていたカメラを使いたいという人も増えていて、懐古本能に似たものがある」と話す。デジカメでなく「素材感や色合いがつぶさに見えるのが魅力」という銀塩フィルムにこだわり、「女性は特に、何気ない日常を切り取った写真を撮影する」とも。

 6日にはプチ写真講座として、初めて写真を撮る人を対象にした教室を開くほか、7日には浦瀧さんや受講生らが作品を解説するギャラリートークを予定している。

 浦瀧さんは「若い方は携帯電話などで日常を切り取ることには慣れているが、年配の方にもこうした写真の撮り方を見てほしい。堅苦しく考えずに見に来てもらえたら」と話している。

 開催時間は10時~20時(最終日は19時まで)。プチ写真教室=6日13時~・16時~(カメラ持参。デジカメ、男性の参加も可)、ギャラリートーク=7日17時~19時(随時)。入場無料。今月9日まで。教室の次期開講は11月で、デジタルカメラにも対応する予定だという。

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