福岡市内鉄道65駅のバリアフリーマップを発行-九州運輸局

改札口や地上の出口まで明記されており、ハンディサイズで持ち運びにも便利

改札口や地上の出口まで明記されており、ハンディサイズで持ち運びにも便利

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 国土交通省九州運輸局(福岡市博多区博多駅東2)はJR九州・西日本鉄道・福岡市交通局と福祉団体の協力を得て、福岡市内鉄道駅バリアフリーマップを作成し、鉄道主要駅などで配布している。鉄道駅のバリアフリーマップ作成は九州では初めて。

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 マップは全80ページで構成され、福岡市内の鉄道65駅の構内施設を掲載。色覚障害者にも比較的わかりやすい配色とデザインで作られている。

 同局は2006年に、天神地区のバリアフリーマップをA3サイズで作成したが、広げて使うスタイルは使い勝手が悪いこともあり、今回新たに冊子型で1万部を制作。駅構内図を集め、デザイン会社に依頼し立体的に描写したものを、同局交通環境部消費者行政・情報課の職員4人で、65駅を全て調査・確認した。車いす対応トイレや幼児用施設、券売機・駅事務所・エスカレーター・エレベーターをマークで表記したほか、各駅の連絡先も記載している。

 取り扱いは、市役所1階情報プラザや各区役所、福岡市営地下鉄全駅の窓口のほか、西鉄では主要駅の西鉄福岡(天神)駅・二日市駅(筑紫野市)・西鉄久留米駅(久留米市)・貝塚線貝塚駅(東区箱崎7)などと、ソラリアステージ1階定期券売り場(中央区天神2)。JRでも博多駅などで近日取り扱う予定。九州運輸局のホームページからもダウンロードできる。

 同局の担当者は「高齢者や障害者の方に限らず、全ての人の公共交通機関の円滑な利用の心理的な手助けもになれば」と話している。

 また、同局では28日から佐賀県嬉野市で旅館の従業員向けのバリアフリーの講習を行うほか、福岡市や筑紫野市、北九州市などの小学校でバリアフリー教室も行うなど、今後もさまざまな取り組みを行う予定。

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