牛タンがゴロリ、「情熱100%牛タンカレー」を発売-福岡サンパレス

カレーを考案した坂本シェフ。2種類の商品について「子どもからご年配の方まで食べて頂ける中辛と、フルーティな大人の甘口」と話す。

カレーを考案した坂本シェフ。2種類の商品について「子どもからご年配の方まで食べて頂ける中辛と、フルーティな大人の甘口」と話す。

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 福岡サンパレス(福岡市博多区築港本町)は10月17日、同ホテルのレストランで人気のカレーをレトルト商品化した「情熱100%牛タンカレー」を発売した。同ホテルの本格的な自社ブランドとしては初の商品となる。

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 昨年11月から1階のレストラン「サンハウス」で提供し、多い日には1日に約100食も注文があるという人気の「牛タンカレー」(1,400円)を、今年1月に岩田屋本店(中央区天神2)で75社が参加して開かれたイベント「食品まつり 博多うまかもん市」にレトルト商品で出品したところ、初日予定数の200個がわずか数時間で完売。期間中にリピーターが出るほどで、6日間で1,000個が売れた。その後も問い合わせが相次ぎ、9カ月を経て商品化に至った。

 カレーを考案したのは、以前はグランド・ハイアット・福岡(住吉1)で副総料理長を務め、昨年から同ホテルの総料理長に就任した坂本憲治さん。牛タンを使った料理は家庭でも難しいとあって、厳選した牛タンの素材や大きさに合わせて、その独特な風味を、ホテルならではのうま味が引き出せるよう試行錯誤を繰り返し、スパイスや塩分に至っては0.5%の単位で調整したという。

 販売する「中辛」と「甘口」。通常のレトルトでは工程上難しい、オーブンで焼いた牛タンが2.5センチ四方(調理前)の70グラムで5個入る。「食を通して人を幸せにするような料理を提供したい」と話す坂本さんは、レトルトでの加熱調理で、店頭で出すものと同じクオリティーの高さを実現するのに、10数回にわたり試作品を作ったという。商品名も、いつも「100%以上の情熱を込めて作っている」という坂本さんの話からネーミングした。

 今後販売チャネルの拡大し、百貨店などでも取扱いを検討しているほか、「牛タンシチュー」などの新製品の開発も予定しているという。約40ものレトルトカレーを試食したという同ホテル企画開発部の松崎久美子さんは「ホテルで食べられるメニューを家庭でも同じように食べていただけると思う。今後も商品開発を重ね、たくさんの人にサンパレスに親しみを持っていただければ」と話す。

 販売は同ホテルのフロントと、1階レストラン「サンハウス」。電話、ファクス、メールでの注文も受け付ける。価格は各735円。各1個ずつの2個セット=1,400円、各3個ずつの6個セット=4,200円も12月31日まで販売で、セットには坂本シェフの「愛情ソースレシピ」が付く。

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