カカオに合うバレンタインコーヒー-老舗カフェ「ブラジレイロ」が発売

今回のフェアのために作られた「メッツエリン・ブレンド」のパッケージ。ドイツ語で「若い女性」の意味だという。

今回のフェアのために作られた「メッツエリン・ブレンド」のパッケージ。ドイツ語で「若い女性」の意味だという。

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 福岡の老舗カフェ「ブラジレイロ」(福岡市博多区店屋町、TEL 092-271-0021)は2月1日、プラリバ(早良区)で行われるバレンタインフェアに合わせてオリジナルブレンドコーヒーを発売する。

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 1934(昭和9)年創業の同店は、福岡では最古の喫茶店で、古くは火野葦平や原田種夫など九州文学の作家などにも愛された福博の文化的サロン。二代目の中村好忠さんが焙煎(ばいせん)した豆を使ったコーヒーと、創業当時から評判の洋食を提供しており、多くのコーヒーファンが詰めかける。

 5年ほど前に岩田屋でブレンド豆の販売をしたこともあることなどから、今回プラリバ側からオファーがあり、同フェア出展が決まった。デザート・ケーキ「ストロベリーフィールズ」や洋菓子店「サクレクール」、石村萬盛堂の「マッシィロマン」と同時出展となる同フェアでは、中村さんがアフリカや中南米が原産の豆を4種類使って「カカオに合うように、飲み口の甘さ、まろやかさを追求した香り高いものになるように」(中村さん)焙煎したコーヒーを売り出す。

 商品名は「メッツエリン・ブレンド」。ドイツ語で「若い女性」を意味し、パッケージにも、戦前の画家で同店の宣伝を担当したハインリッヒ・グライルさんが描いた絵を使う。

 中村さんは「若い女性を含めた幅広いお客様に飲んでいただき、男性にも飲んでいただきたい」と話し、「これまでの安定したブラジレイロならではの味も大切だし、季節感を出せるようなブレンドも時には提案していきたい」と意欲を見せる。

 販売場所はプラリバ1階のイベントスペース。価格は100グラム=500円。試飲コーナーも用意する予定。同15日まで。

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