映画「ゼロの焦点」木村多江さん、犬童一心監督が来福会見

(左より)犬童一心監督、木村多江さん

(左より)犬童一心監督、木村多江さん

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 映画「ゼロの焦点」の公開に先駆けて10月5日、同作に出演した木村多江さんと犬童一心監督が来福、会見を行った。

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 原作は、「砂の器」「黒革の手帖」などの松本清張の同名ミステリー小説。舞台は昭和30年代。主人公・禎子(広末涼子さん)の夫・憲一(西島秀俊さん)は結婚式から7日後、引き継ぎのため向かった以前の勤務地・金沢に出張し、失踪(しっそう)する。禎子は夫の跡を追って金沢へ向かうが、同時に不可解な連続殺人事件が起こる。

 木村さんは、憲一のかつての得意先である会社の受付嬢・田沼久子を演じる。同作は1961(昭和36)年にも映画化された。撮影前に前作を見たという木村さんは「新しい『ゼロの焦点』にしたいと思った」。犬童監督は「清張ファンの期待に応えられる作品にしたかった。最後まで緊張感のある作品に仕上がり、監督として満足」だという。

 木村さんのキャスティングについて、監督は「(木村さんの役は)今まで見たことのないほど悲しい女性を描いた。木村さんなら『久子』の悲しさを上手く演じられるのではと思った」と明かす。一方の木村さんは「監督は本当に映画人。いつもニコニコされていて安心、信頼できる方。役者の心を読み、自然な田沼久子という役に導いてくれた」と振り返った。

 同作は11月14日、ユナイテッドシネマキャナルシティ13ほかで公開。

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