博多祇園山笠、今年は雨で開幕-多彩な飾り山笠が登場

博多駅前の飾り山笠は、今年は少し小さめに設計されている。

博多駅前の飾り山笠は、今年は少し小さめに設計されている。

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 博多の町に夏の訪れを告げる「博多祇園山笠」が7月1日に開幕し、博多区を中心に、14カ所で飾り山笠が公開され、連日の雨が続く中でライトアップされた飾り山笠が人々の目を楽しませている。

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 川端商店街のアーケードには2つの山笠が登場。八番山笠・川端中央街の走る飾り山、表(おもて)をNHK大河ドラマ「天地人」をテーマに九番山笠・川端中央街の山笠が並ぶ。飾り山笠はそれぞれ、博多人形師が手がけたもので、毎年等身大の武士やアニメの主人公などが登場する。

 一方、博多駅前の十七番山笠・博多駅商店連合会の飾り山笠は、新博多駅の工事でスペースに制約が出ており、今年は高さ、幅とも一回り小さめに制作されているという。表に「長谷堂上の戦い」、見送りは地元出身の博多華丸・大吉さんをモチーフにした「華丸・大吉のなんしようと?」。例年とは展示の方向が90度変わっているが、それでもコンコース入口では写真を撮る多くの通行人の姿が見られた。

 1日には「当番町お汐井(しおい)取り」、9日には全流のお汐井とりが行われ、10日には自らの流区域内で舁き山笠がスタート、15日早朝にフィナーレの追い山笠と続く。飾り山の公開は今月14日夜まで。

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