映画「ディア・ドクター」-初主演鶴瓶さん、西川美和監督が来福会見

初主演を務めた鶴瓶さん(写真左)と西川美和監督。鶴瓶さんのトークで会見も終始和やかに進んだ。

初主演を務めた鶴瓶さん(写真左)と西川美和監督。鶴瓶さんのトークで会見も終始和やかに進んだ。

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 ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(福岡市博多区住吉)で6月2日、映画「ディア・ドクター」の福岡プロモーションで、映画の主演は初となる笑福亭鶴瓶さんと監督の西川美和さんが来福し、映画のPRを行った。

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 同作品は映画「ゆれる」では多数の賞を受賞し、注目を集める西川監督の3作目の長編映画で、自身が原作・脚本も務めた。山あいの小さな村で唯一の医師(鶴瓶さん)が失踪(しっそう)したことをきっかけに、過疎地や高齢者医療などのテーマを問いかける人間ドラマ。共演は瑛太さん、八千草薫さん、余貴美子さん、香川照之さんら。

 この日直前に同劇場でトークイベントを行い、撮影中の現地の様子やスタッフらとエピソードで満員の来場者を笑いで包んだ鶴瓶さんは「(撮影期間の)1カ月半のことを、40分でまとめるのが本職。その間にどれだけ面白いことをとらえるかです」とイベントを振り返り、西川監督も「自分の知らなかった裏話があって、懐かしくて楽しかった。現場を愛してくれていたことがうれしく、心が温まった」と笑顔を見せた。

 西川監督は「師匠が(現場に)入るのもスタッフが楽しみにしていた。経験したことのない笑い声が起こる明るい現場だった」と話し、キャスティングについても「師匠のライブ感を重視して、標準語だった脚本に特にこだわらなかった。役についても人との付き合い方についても拒絶がまったくない。巨大な懐です」と絶賛した。

 また鶴瓶さんも今回の役を通して、「この人に診てもらったら安心する信頼関係、コミュニケーションが一番大事なことだと思う」と話し、ロケ地の茨城県でも住人らも含め身の上話を持ちかけられたことを明かした。トークイベントではあまり映画のことには触れなかったことについては、西川監督も「前情報なく見るほうがいい映画だと思うので、この感じで見ていただけたら」とPRした。

 同作品は6月27日から、同劇場のほか全国で公開予定。

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