博多の正月の風物詩「十日えびす」始まる-福引きに行列も

大勢の参拝客でにぎわう境内。福引きでは「大当たり!」の声に縁起物を渡された参拝客らは思わず「えびす顔」になっていた。

大勢の参拝客でにぎわう境内。福引きでは「大当たり!」の声に縁起物を渡された参拝客らは思わず「えびす顔」になっていた。

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 福岡市博多区の東公園内にある十日恵比寿神社(東公園7)で1月8日、正月大祭、通称「十日えびす」が始まった。

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 同神社は七福神で商売の神様である恵比寿神を祭っている神社。福博最初の祭りである「十日えびす」には多くの参拝者が訪れ、400店にも上る露店が出店。初日の初えびすに始まり、宵えびす、本えびす、残りえびすと4日間行われ、名物の福引き(初穂料2,000円)では福笹(ふくざさ)とともに福寄せ(くま手)や張り子の福起こし(だるま)などの縁起物が渡される。

 境内は午前中から多くの参拝客でにぎわっており、福引きにも早速行列ができており、「大当たり!」と縁起の良い声が境内に響いていた。参拝に訪れていた自営業の男性(40代)は「こんな時期だが、今年は少しでも景気がよくなればね」と話していた。期間中、博多券番の芸妓が紋付正装で公園入口から行列、徒歩で神社を参拝するなど、縁起のよいとされる神事・祭事が執り行われ、神社では「今年もぜひ皆さんにえびす顔になっていただきたい」と話しており、同神社は今年も例年同様100万人の参拝客を見込んでいる。

 主な行事の開催時間は福引きが8日=10時~23時、9日=10時~24時、10日=6時~翌1時、11日=9時~14時ごろ(授与品が無くなり次第終了)。かち詣りの神社到着は9日=15時頃。期間中は周辺道路が車両一部通行止めとなるため、神社側は公共交通機関や周辺の有料駐車場の利用を呼びかけている。

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