「博多の正月を楽しむ」-ごりょんさんの「博多雑煮」づくり体験

「中洲」と書かれたエプロンを着用した西川さん。盛り付け順に串に刺して煮込むのも、博多雑煮のコツ。

「中洲」と書かれたエプロンを着用した西川さん。盛り付け順に串に刺して煮込むのも、博多雑煮のコツ。

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 博多小学校(福岡市博多区奈良屋町)5階のランチルームで12月6日、博多の伝統の味を「博多雑煮」を作り、地域に親しんでもらおうと体験講座が行われた。開催は、博多区と西日本新聞社が中心となって展開する「博多みらいフォーラム」の第3弾。

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 講師を務めたのは「博多ごりょんさん・女性の会」の会長を務める西川ともゑさんと池田節子さん。「ごりょんさん」は博多商家のおかみさんを指す言葉。博多雑煮の焼きあごの出汁、かつお菜、出世魚とされるブリを使い、7つの材料を手際よく作るコツを教えた。

 この日集まったのは、博多在住歴10年未満の女性31人。この冬一番の寒さを迎えた博多。窓の外には雪が降る中、鍋が煮えてくるのと同時に調理室の窓が湯気で曇っていくのと同時に参加者らにも笑顔が見え、和やかなムードで進んだ。

 参加した札幌出身で南区在住の浦瀧恵美子さんは「今まで見よう見まねで作ってきたので、本格的な作り方を覚えられて良かった」と満足していた様子だった。

 試食時には博多の伝統を紹介する映像も流れ、博多についての活発な質問も飛んでいた。最後に全員で「祝いめでた」と「博多手一本」を入れ、西川さんは「博多部はまた住む人が増えている。地域が子どもを育てるので、子育てに悩んでいる人は転校してきんしゃい」と博多弁で話しかけた。

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