嬉野の陶磁器デザイナー、冷泉荘で作品展-妹との作品コラボも

「使う人がゆったりした気持ちになってくれたら」と馬場さん。

「使う人がゆったりした気持ちになってくれたら」と馬場さん。

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 期間限定施設「冷泉荘」(福岡市博多区上川端町)1階の運営フロント兼カフェの「トラベルフロント」で12月1日から、嬉野の陶磁器デザイナーの作品展が行われている。同店での展示は3回目で、今回が最後の展示会になる。

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 展示会を行っているのは2006年に開窯した佐賀県嬉野市の窯元「White Fields Porcelain(ホワイトフィールズポーセリン)」(嬉野町)の馬場真理子さん。進学した美術学科では油絵を専攻していたが焼き物に魅了され、有田の窯業大学校やドイツの芸大で研修を重ねた。陶磁器展で何度も入賞したほか、バルスなどの陶磁器デザインも制作経験も。同店で使用するコーヒーカップなども馬場さんの作品を使用している。

 作品は「型抜き」と呼ばれる手法を用い、石膏の型の設計を一から図面を引くという。「ろくろにはできない正円以外のものや、陶磁器ならではの清潔感のある白が魅力」(馬場さん)のコーヒーカップ(2,600円)や急須(3,200円~)、オーナメント(1,200円)など繊細な作品が並ぶ。

 今回初めて、アクセサリーを制作する妹との共同作「Mailico」の髪留め(1,200円~)やネックレス(3,800円~)など、アクセサリーに陶磁器をあしらったものも展示販売する。

 馬場さんは「毎日見たり触れたりするものだからこそ、器はとても大切なもの。ゆったりした気分で作っているので、心のゆとりが持ってもらえたら」と話している。

 営業時間は11時~20時。火曜休館。今月14日15時からは磁器の手びねりを行うワークショップも開く。料金は3,000円(コーヒー付き)で、同店まで事前の申し込みが必要。

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