中洲大洋で「METライブビューイング」-名作オペラを上映

写真はドニゼッティ「ランメルモアールのルチア」。(写真提供:松竹)

写真はドニゼッティ「ランメルモアールのルチア」。(写真提供:松竹)

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 福岡中洲大洋映画劇場(福岡市博多区中洲4)は11月1日から、ニューヨークメトロポリタン歌劇場(MET)のオペラを「METライブビューイング2008-09」としてスクリーンで上映する。

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 「METライブビューイング」は、メトロポリタン歌劇場と松竹が提携。同劇場で上演されたオペラを日米欧に光ファイバーで配信するもので、HD映像と6チャンネルの音響で高画質・高品質な映像と音響が楽しめるもの。同館での上映は今年1月にスタートし、毎回中高年女性層を中心に人気を博している。今回、MET初となるアダムスの「ドクター・アトミック」や4つの新演出の演目を含む名作全10作を上映する。

 また、松竹が開発し、歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映する「シネマ歌舞伎」も11月22日からスタートし、第6作となる今回は「人情噺 文七元結(ぶんしちもっとい)」を上映。三遊亭円朝が口演した落語が原作の歌舞伎で、山田洋二さんが監督、中村勘三郎さんが主演を務める。従来のシネマ歌舞伎よりも多くのカメラを設置して撮影された映像は、劇場の息づかいまで聞こえる臨場感だという。

 METライブビューイングは、年内は11月1日~7日=R.シュトラウス「サメロ」、同29日~12月5日=アダムス「ドクター・アトミック」、12月13日~19日ベルリオーズ「ファウストの劫罰」。来年6月5日まで、計10本を上映。時間は全て10時からで、1日1回の上映となる。各演目とも3,500円均一。シネマ歌舞伎は11月22日から1日数回の上映を予定している。前売券=1,800円、当日券=2,000円。

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