社会実験「はかたんウォーク」成果報告-9割が肯定、継続求める

シンポジウムでは東京駅周辺地区のエリアマネジメントについての取り組みや、九州地方整備局の関係者らを招いてのパネルディスカッションも行われた。

シンポジウムでは東京駅周辺地区のエリアマネジメントについての取り組みや、九州地方整備局の関係者らを招いてのパネルディスカッションも行われた。

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 ホテル日航福岡(福岡市博多区博多駅前2)で2月16日、昨年10月に行われた博多駅地区周辺で行われた社会実験の結果報告を行う「博多駅地区社会実験シンポジウム」が行われ、約250人が参加した。

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 社会実験は、2011年に九州新幹線の全線開通や新博多駅ビル開業を前に、駅周辺の回遊性向上を図る目的で「はかたんウォーク」と名付けられ、約1カ月間実施されたもの。

 ワークショップを重ねて決めた通り名を付け、まち案内の仮設サインを設置したほか、オープンカフェや第2タクシープールの設置、歩行者・自転車の分離など14項目を実施。自転車専用道の設置やハロウィーンパレード、キャンドルイベントなどで、3割以上の通行者増につながるなど、にぎわいの創出に効果があったことや、通り名サインの設置方法やオープンカフェの利用促進など、改善の必要性などを検討することを報告。期間中に行われた来街者アンケートでは取り組みについて約9割が肯定的な意見で継続を求めた結果を報告した。

 同実行委員会の樗木武委員長は「九州の表玄関にして回遊性を確信できた。十分に努力をすれば、にぎわいの創出が可能」と継続していくことの重要性を強調したうえで、「よりよい方向に持っていくには、市民の役割が重要。連携して、皆様全体で盛り上げていただければ」と締めくくった。

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