博多座10月公演「恋ぶみ屋一葉」、記者会見に浅丘ルリ子さんら

近藤正臣さん(左)と主演の浅丘ルリ子さん。ともに仲のいい軽快なトークで、会場を和ませていた。

近藤正臣さん(左)と主演の浅丘ルリ子さん。ともに仲のいい軽快なトークで、会場を和ませていた。

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 ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町)で7月23日、博多座で10月に行われる「恋ぶみ屋一葉」の公演の記者会見が行われ、主演の浅丘ルリ子さん、共演の近藤正臣さんらが出席した。

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 同作品は明治時代の下町を舞台に、大人の恋をコミカルに描いた喜劇。名女優・杉村春子さんが書き下ろし、江守徹さんの演出で1992年に初演。1994年にも再演され、読売演劇大賞で最優秀作品賞にも輝いた名作。17年に浅丘さんの主演で上演された。

 今回も主演を演じる浅丘さんの博多座の登場は7年ぶり、対する近藤さんは博多座のこけら落としとなった1999年10月以来、9年ぶりとなる。博多座初登場となる酒井和歌子さん、岡本健一さん、小田茜さんら共演陣が公演を盛り上げる。

 浅丘さんは「(前回のキャストとは)違うスタッフの中で、一番親しい何でも言い合える近藤さんと一緒にできるのが楽しみ」と話すと、近藤さんも「日活のきらきらした姿や口調は、若いころからの憧れで、10年ぶりの板の上での共演だが、うれしい」と互いの仲のよさを披露。演出を務める江守さんについては「言葉やイントネーションにこだわりがあり、言葉をとても大切にする人。俳優なのでやりやすい」(近藤さん)とも話した。

 見どころについては2人とも同じ見解で、近藤さんは「『忍ぶ恋』がまだ生きていた時代の話で、ずっと好きで耐え忍ぶ恋、これが本当の恋、この話の本質だと思う」と話すと、浅丘さんも「いやな世の中でも温かくほのぼのした話を、今の中高生から大人にまで、一度心底見てほしい」と意気込み語った。

 公演は10月3日~25日。観劇料は、A席=13,000円、特B席=10,000円、B席=7,000円、C席=4,000円。チケットは8月2日から電話予約・インターネット発売を開始。翌3日からは博多座チケット売り場でも販売する。

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