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アジア美術館で「放浪の天才画家 山下清展」-手紙やリュックも展示

福岡アジア美術館で「放浪の天才画家 山下清展」が開催

福岡アジア美術館で「放浪の天才画家 山下清展」が開催

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 福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端3、TEL 092-263-1100)で現在、「放浪の天才画家 山下清展」が開催されている。

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 山下さんは1922(大正11)年、東京・浅草生まれ。3歳のときにかかった消化不良の後遺症で軽い言語障害と知的障害になる。少年時代、入園した千葉県の養護施設「八幡学園」で「ちぎり絵」に出合う。その後、国内外の放浪の旅で記憶した景色を作品に残し、49歳で他界した。

 同展では学園生活で制作した初期の作品をはじめ、鹿児島の桜島やパリのエッフェル塔などを描いた貼り絵や水彩画、陶芸作品のほか、放浪中に書いた母宛ての手紙や日記、リュックサックなど約150点を展示している。

 会期中、山下清作品管理事務局代表の山下浩さんによるギャラリートーク(4月16日)、絵画修復家の岩井希久子さんによる講演会「修復家がみた天才 山下清」(同23日)も予定。講演当日、会場入り口で先着120人に整理券を配布する。

 開催時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。水曜休館。入場料は、一般=1,000円、高大生=700円、小中学生=500円。5月15日まで。

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