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博多の3D地図製作会社が「かしいかえん」をデジタルアーカイブ化

ジオ技術研究所がデジタルアーカイブした「かしいかえん シルバニアガーデン」の正門

ジオ技術研究所がデジタルアーカイブした「かしいかえん シルバニアガーデン」の正門

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 ジオ技術研究所(福岡市博多区博多駅東3)が8月16月、昨年12月30日に閉園した福岡の遊園地「かしいかえん シルバニアガーデン」の点群データによるデジタルアーカイブを公開した。

デジタルアーカイブした「かしいかえん シルバニアガーデン」の俯瞰

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 同社は「ゼンリン」の子会社で、3次元デジタル地図製作やそれに伴う研究・開発を行う。複数のセンサー、カメラを用いて計測し点群データとして復元できる機器「移動体計測装置」や「点群計測・復元技術」など独自開発の技術を持っている。

 同社が、同園を運営していた西日本鉄道(博多駅前3)に自社技術の提案をしたところ、「かしいかえんをデジタルアーカイブ化して残したい」という西日本鉄道の希望と合致。協力を得て、3月上旬に園の撮影、4月にデータ化を行った。ジオ技術研究所マーケティング企画の三毛陽一郎さんによると「点群データを使うと本物そっくりに再現することができ、いつでもCG化が可能」という。

 三毛さんは「『かしいかえん』のような広いエリアで撮影し、大容量のデータを復元することは初めての試み。バーチャル空間での『かしいかえん』の再現やCG化などの企画を進めている。そのほか人が行くこと、入ることが困難な場所などの再現やメタバース分野への応用も検討していく予定」と展望を話す。

 デジタルアーカイブは同社ホームページで公開している。

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