「日本タイポグラフィ年鑑2020作品展 九州展2020」が10月13日から、「レイメイ藤井 ペーパーイン」(福岡市博多区古門戸町5)のギャラリーで開催されている。
グランプリ作品・早坂宣哉さんの「新琴似天舞龍神 記念品パッケージ」
日本タイポグラフィ協会が国内外から募集した作品を審査する「日本タイポグラフィ年鑑」の作品展。福岡では2014(平成26)年から開催し、今年で7回目となる。
全応募作品1689点の中から選出した、グランプリ、学生部門グランプリ、ベストワークなど上位入賞作品約100点を展示する。グランプリは、早坂宣哉さんの「新琴似天舞龍神 記念品パッケージ」。「日本タイポグラフィ年鑑2020」審査委員長と早坂さんが作品の制作過程などについて対談する映像も公開する。会場では、VI(ビジュアル・アイデンティティー)、ロゴタイプ・シンボルマーク、タイプデザイン、グラフィック、エディトリアル、パッケージ、学生など11カテゴリーの作品を展示。新型コロナウイルス感染対策として、10人までの入場制限や入店時の記帳などを行う。
日本タイポグラフィ協会の茂村巨利さんは「デジタル化によって、活字離れや文字に対する認識が薄れている。文字のコミュニケーション力の強さを再認識し、文字の可能性を見ていただく機会になれば」と話す。
開催時間は10時~18時。土曜・日曜・祝日休館。入場無料。今月23日まで。