着色料・発色剤を使わない明太子-ふくや、健康志向客向けに発売

発色剤を使わずに、鮮やかな赤色を作ることに成功した「明日のチカラ」。

発色剤を使わずに、鮮やかな赤色を作ることに成功した「明日のチカラ」。

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 ふくや(福岡市博多区中洲)は3月11日、合成着色料や発色剤を一切使用しない明太子「明日(アシタ)のチカラ」を発売する。

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 通常の明太子は、合成着色料を使用したり、発色剤で焦げ茶色に退色するのを防ぐが、購買客の中には、ここ4~5年で気にする声も増えてきたという。そこで同社は2~3年ほど前から「無添加明太子」も発売していたが、「数日での退色は防ぐことは難しかった」(同社網の目コミュニケーション室の宗寿彦室長)という。

 同商品でこの点を解消し、おいしい色の演出ができるものとしてアスタキサンチンを使用した。アスタキサンチンは緑黄色野菜に多く含まれるβカロチンの一種の天然色素成分。健康を意識した商品特性から、40代以上を重点的な購買層と見込む。

 宗室長は「明太子に対して、健康感から食べたくても控えるといった意識をお持ちの方に、健康重視の日常でも普段の総菜として多くのお客様にご利用いただければ」と話している。

 商品は粒状で提供する。価格は135グラム735円。直営店のほか同社ホームページなどでも販売する。発売記念キャンペーンとして期間限定で10%増量の150グラムで販売する。

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