和菓子の老舗「如水庵」がユニホーム一新-リサイクル素材で社会貢献

博多駅前本店のスタッフの皆さん。雰囲気も老舗ならではの風格と、清々しい接客が印象的だ。

博多駅前本店のスタッフの皆さん。雰囲気も老舗ならではの風格と、清々しい接客が印象的だ。

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 和菓子の老舗「如水庵」(福岡市博多区博多駅前1)は昨年10月からのリサイクル繊維を使用した制服を導入、秋・冬・春用の制服に続き6月1日から、夏用の制服がお目見えした。

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 ユニホーム刷新は7~8年ぶりで、「実際に着用するスタッフの意見を取り入れたい」(森純子副社長)と、約2年前から女性店長3人をリーダーとしてスタッフらにアンケートを実施。デザインや生地を考慮していた時、帝人ファイバー(大阪市中央区)の技術と繊維商社のチクマ(同)のシステムで約7~8割を元の繊維に戻すことができることを知り、「1.5~2倍は割高になるが、社会貢献になれば」(森副社長)と採用を決めた。

 制服は全店の女性従業員150人と男性約10人のエプロンにも使用。「10代のアルバイトから60代のスタッフまで着る、身だしなみやあいさつと同じように店の品格を決める大事なもの」と、幅広い年代に合い、機能的なものにしたという。「お客様からの評判も良く、社員のモチベーションも上がったようだ」と笑顔を見せる。

 エコロジーに積極的に取り組む同社。「社内の空調の温度やギフトの包み紙にしても、できることからやっていければ」と前向きな姿勢をみせる。

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