博多まちづくり推進協議会と朝日新聞西部本社広告部（福岡市博多区博多駅前2）は3月28日、タブロイド版のフリーペーパー「博多ランチ王（キング）」を発行した。

　同企画は、協議会が昨年から行ってきた社会実験の一つ「通り名プロジェクト」を盛り込んだ博多限定のランチマップを同社が提案したもの。紙面の一部に通り名を落とし込んだランチマップに加え、協議会の会員自らが企画・取材も行い、「これ食べてみんしゃい」のコーナーで紹介する。

　掲載店舗は約45店舗。最終的にはマップに通り名を落とし込むことはできなかったものの、「これまで広告部でもこのようなタイアップや、まちづくりに対して何かやってきたことがなく、大変な部分もあったが、いいものができた」（同社広告部の成原公太郎さん）と笑顔を見せる。

　同日の朝日新聞朝刊に8万部を折り込み配布しているが、今週から博多区役所をはじめ博多エリアの中心に位置する約30のホテルと、博多駅構内と天神の観光案内所にも設置、計15万部を配布する。

　成原さんは「博多の街にグルメは欠かせない。普段注意していないとわからない店や、特に協議会が選んだページは特に人気店が並んでおり、これを手に普段とは違う店に行って、博多の街を回遊するきっかけになれば」と、その効果に期待を寄せる。