音楽・美術・演劇・ダンス・伝統芸能・文芸などの総合芸術イベント「第60回 福岡市民芸術祭」が9月16日、福岡市内各所で始まる。
福岡市民芸術祭は、市民の文化芸術活動の発表の場や身近に触れ合う場として、「福岡市文化芸術振興財団」(福岡市博多区下川端)が毎年秋に開催する芸術イベント。60回目となる今年のテーマは「過去と未来をつなぐ現在(いま)」。オープニングイベントなど5つのイベントを同財団主催で行うのをはじめ、参加団体によるアートイベントや演奏会、ダンス公演会など100以上のイベントを市内各所で展開する。
初日16時からは、福岡音楽都市協議会とコラボしたオープニングイベントの音楽ライブを「福岡アジア美術館」(下川端)の7階・アートカフェで開催する。演奏は、アコースティックサウンドを奏でるきょうだいユニット「baobab (バオバブ)」、アコーディオンとギター演奏の「Rue de Valse(ルードバルス)」、九州大学軽音楽部ジャズ研究会「Rhythm Society(リズムソサイエティ)」の3組が行う。観覧無料で、事前申し込み不要。
同財団主催のワークショップには、コンテンポラリー・ダンスカンパニー「コンドルズ」が約20年ぶりに参加する。コンドルズメンバーと事前に応募した一般参加者が一緒にダンスを創作・稽古する。9月24日の13時30分から本番発表を、同時期開催のFaN Week会場である福岡城エリア3カ所で披露する。観覧無料。創作した作品は、同芸術祭第60回記念作品として映像化し公開する。
参加団体では、福岡の大学生を中心としたジャズビッグバンド「YOUNG JAZZ FUKUOKA BIG BAND」が11月26日、なみきスクエア・なみきホール(東区千早4)で開かれる「なみき芸術文化祭」で演奏するほか、博多座(博多区下川端町)の市民参加型舞台「市民檜(ひのき)舞台の月」公演で「西区フィルハーモニーオーケストラ」「SUGAI BALLET STUDIO」によるバレエ「『くるみ割り人形』全幕公演」が12月24日に行われる。
同財団・事業コーディネーターの吉津麻央さんは「市民の皆さんのおかげで60回目の節目を迎えることができた。節目にふさわしいイベントラインアップを用意しているので、会場に足を運んでもらえれば」と呼びかける。
12月31日まで。