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博多の吉塚に台湾カステラ専門店「ファントゥ」 冷やす、焼くなど食べ方提案も

「ファントゥ台湾カステラ」

「ファントゥ台湾カステラ」

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 台湾カステラ専門店「黄兎(ファントゥ)」(福岡市博多区吉塚6、TEL 092-621-5125)がオープンして1カ月がたった。

店舗外観

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 代表の奥野敬之さんが「業務用オーブンを使って、食に関わる仕事がしたい」と開業した。当初はパンやシュークリームなどの販売を検討していたが、出店構想中に偶然食べた「台湾カステラ」に奥野さんが感動し、専門店を開いた。店舗面積は約15坪。

 台湾カステラの基本の作り方をベースに何度も試作を行い、しっとりした食感になるよう、材料の配合を変えるなど工夫したという。店名は、カステラを連想させる黄色と、縁起が良いといわれるウサギにちなむ。カステラを入れる箱や袋、カステラに押す焼き印など、ウサギをモチーフにしたパッケージや備品を用意した。「何が押されているか楽しんでもらえれば」と3種類の焼き印もそろえる。

 商品は「ファントゥ台湾カステラ」(1,000円)1種類のみ。保存料や着色料などの添加物を使わず、卵は鞍手郡の「味宝卵」を採用した。冷蔵庫で冷やす、トースターで焼き目を付ける、電子レンジで約30秒温めるなど、5通りの食べ方が書かれたショップカードも商品と一緒に手渡す。提供はテークアウトのみで、開閉式小窓で注文を受け、商品を渡す。

 奥野さんは「添加物を一切使用していないので、素材の味を楽しんでほしい。食べ方のバリエーションも提案しているので、チャレンジして楽しんでもらいたい」と話す。

 営業時間は11時~19時。

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