新出光(福岡市博多区上呉服町1)が9月9日、SS(サービスステーション)でのワークスペース事業の実証実験を開始した。
同社では昨年、同社グループ初の個別オープンイノベーションプログラム「IDEX NEXT NAVIGATOR 2019~世の中になくてはならないなにかを~」を実施した。今回、受賞決定後の取り組みの一環として、同プログラムで「審査員特別賞」を受賞した「九州アイランドワーク」(宮崎県宮崎市)と、SSでのワークスペース需要について検証する。
今年の9月9日から12月25日までを実証期間とし、九州アイランドワークが運営するワークスペース検索アプリ「KIW」へ、新出光のグループ会社「イデックスリテール福岡」が運営する「セルフ桜ヶ丘SS」(春日市)のサービスルームを登録し検証する。SSという立地や最寄り性が、テレワークなどのワークスペースとしてこれからの時代に需要があるどうかを検証し、事業化を検討するという。ワークスペースの利用時間は8時~19時。利用料金は1時間350円。
同社は「実証実験を通し、コワーキングスペースとしてのSSの有効性を調査するとともに、地域のコミュニティーインフラとしてのSSの価値向上に努める」とする。