福岡で全国美容技術選手権大会-福岡県代表が「日本大賞」に

「花嫁化粧着付競技の部」で日本一に輝き、感激の表情でステージに上がる井手口まどかさん(左)とモデルさん。

「花嫁化粧着付競技の部」で日本一に輝き、感激の表情でステージに上がる井手口まどかさん(左)とモデルさん。

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 マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町)で11月18日、全国の美容技術者が日ごろの研さんの成果を競う国内美容業界最大のイベント「全国美容技術選手権大会」が開かれ、福岡県代表として参加した井手口まどかさんが花嫁化粧着付け競技の部で1位となり「日本大賞」を受賞した。

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 同大会は全体の美容技能水準の向上と営業に大きく発展するとともに、広く一般に存在をアピールすることを目的にしたイベントで、福岡での開催は1965年以来43年ぶり。選手・モデル370人、審査員・監視委員100人、大会関係者450人のほか、全国から7,700人が集まった。今大会から女性タレントを選出するベストヘア賞はなくなったものの、全日本美容講師会が主催するベテランのイベント「トップマスターズステージ」を合同で開催。同大会の来場者数は異例の数だったという。

 大会ではヘアスタイル、着付け、ネイル、ブライダルなど全7部門の競技に、全国から選ばれた新進の代表選手らが制限時間内に作品を完成させようと、大勢の観客らが見守る中しのぎを削った。トップマスターズリーグでは、華麗な手さばきでのヘアセットや着付けが披露され、広大なマリンメッセのフロアとステージを使った鮮やかなショーは多くの観客らを魅了していた。

 「花嫁化粧着付競技」では、同県美容生活衛生同業組合の田川支部所属で、花嫁の着付けなどを行うメークアップアーティスト・井手口まどかさんが日本一となる「日本大賞」を受賞。井手口さんは受賞のステージで喜びの涙を浮かべた。ほかに福岡県代表は9人が入賞した。

 同組合の安部健二朗副理事長は「新進の競技とベテランの技術を一緒に行うことができて、非常に密度の高い大会ができた。また若い人たちが日ごろの研さんを積むことがいかに大事かが証明されたと思う。今後若い人たちが一層頑張ってくれれば」と期待を寄せた。

 次の大会は石川県で来年10月20日の開催を予定している。

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