福岡市美術館が所蔵するアーティスト横尾忠則さんの作品のうち、アジアとの関わりが深い作品を展示する「横尾忠則とアジア'89」が現在、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端3)アジアギャラリーで開催されている。
横尾忠則(日本)「SANTANALOTUS」1974年、福岡市美術館所蔵
横尾さんが興味を引かれたインド・イメージを展開させた「聖シャンバラ」シリーズや、バンド「SANTANA(サンタナ)」のジャケットデザインのために制作された「SANTANA LOTUS(サンタナ ロータス)」、1989年に横尾さんが参加した2つのアジア美術展覧会のポスターなど15点を展示し、横尾さんとアジアとの関わりをパネルで紹介している。
福岡アジア美術館の担当学芸員は「アジアの近現代の美術作品を収集し展示する福岡アジア美術館として、『アジアとの関わり』という視点で横尾作品を展示することで、新たな魅力を見つけてもらえたら」と話す。
開催時間は10時~20時(入場は19時30分まで)。水曜休館。入場料は、一般=200円(前売り150円)、高大生=150円(同100円)、中学生以下無料。12月25日まで。