祇園町に町家カフェ「太郎茶屋鎌倉」-ビジネス街のOLらで人気に

店内は木目のテーブルや電子ピアノの自動演奏も。仕切られたテーブル席もあり、作務衣や二部式を客用したスタッフが応対、心地いいBGMが流れる。

店内は木目のテーブルや電子ピアノの自動演奏も。仕切られたテーブル席もあり、作務衣や二部式を客用したスタッフが応対、心地いいBGMが流れる。

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 陶芸店と工房、美容院、ブランドショップ、喫茶店、居酒屋などが集まる「播磨陶芸村」(兵庫県姫路市)を運営する太郎屋本舗(同)が8月、福岡市内では2店舗目となる「町家カフェ 太郎茶屋鎌倉 祇園店」(福岡市博多区祇園町、TEL 092-403-5675)をオープンし、話題を呼んでいる。

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 関西を中心にFC展開する同店は、5月にオープンした東入部店に続き市内2店舗目。同社が南条焼の窯元でもあることから、料理を提供する器にもこだわった。店内には町家の雰囲気をイメージした和のテイストをふんだんに盛り込み、ホールスタッフは作務衣、二部式に草履を着用している。

 同店オーナーの安藤康江さんが2年ほど検討を重ねて決めたビジネス街という立地は、OLを中心に人気に火が付き、現在では男性や年配層も含め、1日に100人ほどが来店する日もあるという。店舗面積は約30坪で、カウンター8席、テラス6席、テーブル席34席。客単価は昼=1,000円、夜=3,000円前後を想定している。

 「人気」(同店)は、深煎りのきなこを使った手作りの「わらびもち」(400円)。テークアウト(500円~)も可能で、早い時には閉店を待たずに売り切れることもあるという。ほかにも「鎌倉ぜんざい」(580円)、「黒胡麻アイス」(380円)、「抹茶クリームあんみつ」(620円)など、豊富な甘味やセットメニューなどを充実させた。「オムライス」(780円)や「鎌倉御膳」(1,280円)など定食類のほか、オリジナル陶器で客自身がドリップする「ブレンド珈琲」(380円)、自身でたてる「お茶屋のお抹茶」(450円)など、ドリンク類も用意する。

 祇園店のみ、安藤さんが「女性ひとりでも気軽に飲んでいただけたら」との思いで選んだワインを、グラス(500円)、ボトル(1,800円~)で提供する。「ビジネス街で疲れた体をゆっくり癒していただけたら」(同)と話している。

 営業時間は10時~23時。

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