老舗うどん店「かろのうろん」、復活した「みつかけ氷」が人気に

氷の中にわずかに見える粒は三温糖。はちみつとシロップがたっぷりかかっていて、今のかき氷とは違った、懐かしくも新鮮な味。

氷の中にわずかに見える粒は三温糖。はちみつとシロップがたっぷりかかっていて、今のかき氷とは違った、懐かしくも新鮮な味。

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 創業125年の博多のうどんの老舗「かろのうろん」(福岡市博多区上川端町、TEL 092-291-6465)が、7月半ばから始めたかき氷「みつかけ氷」が人気を呼んでいる。

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 同店は1882年(明治15年)に創業した。羅臼昆布にかつお節、いり子を使った出汁(だし)と自家製麺でつくる昔ながらのこだわりが人気で、博多名物とまで言われる老舗。2枚のノリに明太子をまるまる1本のせたからし明太子うろんなどが人気。

 県庁が現アクロス福岡の場所にあり、博多駅が今の場所に移転する以前は、店の前はまだ舗装されていなかったという。花火大会が那珂川から大濠公園に変更される以前、花火に行く人々のにぎわいに「うどん以外にも楽しめるものを」と「みつかけ氷」の提供を始めた。ここ30年ほどはかき氷を提供していなかったが、常連客らからの要望もあり、2006年の夏に復活。今年も1日20~30食が出ているという。

 同店のかき氷は、削り機の歯を調整したきめの細かい山盛りの氷に、はちみつと自家製のシロップをたっぷりかけたシンプルなもの。うどんの後に食べる客も多い同店の常連客をはじめ、お盆には近隣の寺院などに墓参する帰省客らが楽しみに来るという。

 同店大将の瓜生呼希允(あきちか)さんは「昔ながらの味を懐かしんでもらえれば」と話す。

 営業時間は11~19時。火曜定休。今月18~20日は休業。みつかけ氷の提供は「お盆過ぎくらいまで」(瓜生さん)を予定している。

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