サロン・ド・井筒屋U(福岡市博多区下川端町、博多リバレイン イニミニマニモ地下2階)のギャラリー&イベントスペースで3月1日から、「ひだまりCHIGGO・筑後展」と題し、筑後地方の伝統工芸やアイデア商品などの展示販売が行われている。
イベントを開催しているのは地元の久留米絣(かすり)や籃胎(らんたい)漆器、八女工芸などの地場企業13社。同展は昨年9月に東京ミッドタウンでも開催し好評を得たほか、今回参加した企業の2社の提供する商品で昨年エコフェアを開催したこともあり、今回の開催に至った。原材料や製造方法にこだわり、健康や安全に配慮した日用品や食品などが並び、連日にぎわいを見せている。
商品は、久留米籃胎漆器とマイクロファイバーを使った耳かきや、盆ちょうちんの房を作る老舗メーカーの結び方にこだわった「総角結びストラップ」「叶結びストラップ」、化学薬品を使わないタオルや久留米絣の傘、小物などを多種多彩にそろえるほか、国産では珍しい巣みつ、「博多あまおう」を使った酒、八女茶などを並べる。
同店の大石和子さんは「気持ちが温かい方が作った本当にいいものがたくさんそろっている。多くの方にものづくりの文化を知っていただく機会になれば」と話している。
開催時間は10~20時(最終日は18時まで)。入場無料。また櫨(ハゼ)ろうそくの製作体験、手作りせっけん製作教室、マイはしづくりの体験教室なども行う。今月15日まで。