映画「笑う警官」の公開に先駆けて10月20日、同作主演の大森南朋さんと角川春樹監督が来福、会見を行った。
実際に起こった北海道警察の汚職事件をヒントに作家・佐々木譲さんが手がけた警察小説「道警シリーズ」の第1作。札幌市内のアパートで女性の変死体が発見され、容疑者になった巡査部長に対して、道警から射殺命令が下る。タイムリミットは一夜、主人公・佐伯宏一(大森さん)は道警本部を敵に回しながらも事件の真相を探っていく。角川監督は「時をかける少女」以来、12年ぶりに指揮を執り、脚本も手がけた。
主演の大森さんは「角川映画で育った世代。(角川監督の作品に)出演できて光栄」と喜びを語り、「プレッシャーでもあったが、現場では角川監督の力に皆引っ張られ、現場の緊張感の中でしか生まれない演技ができたのでは」と振り返る。
「互いの印象は?」との問いには「彼はひげがあると不思議な存在感のある役者に見えた」と監督。大森さんは「ものづくりに誠実でとてもチャーミングなおじさん」と明かした。
同作は11月14日、ユナイテッドシネマキャナルシティ13ほかで公開。