「ギャラリーアートリエ」で10周年展-300人のメッセージを展示

ギャラリーのショーウィンドーには、それぞれが想いを込めたメッセージや、自分の写真を貼ったり、絵を描いたりと様々なヒト型ペーパーが手をつなぐ。

ギャラリーのショーウィンドーには、それぞれが想いを込めたメッセージや、自分の写真を貼ったり、絵を描いたりと様々なヒト型ペーパーが手をつなぐ。

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 博多リバレイン(福岡市博多区下川端町)地下2階の「ギャラリーアートリエ」で4月4日から、10周年を振り返るアーカイブ展が開催されている。

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 同ギャラリーは2002年7月、福岡市文化芸術振興財団が運営する文化芸術情報センターとして「文化芸術情報館アートリエ」と同時にオープン。「これまでの財団の事業とそれにかかわった人たちの力があったのかを振り返り、つなぎ合わせてみよう」と始まった。

 同展開催に先駆け、「あなたの生活の中のアートや芸術って何ですか?」をテーマに、これまでギャラリーにかかわった文化人やアーティスト、一般からメッセージを募集した。ヒト型のペーパーに書かれたメッセージ約300枚が集まった。会場では、ギャラリーのショーウィンドーをはみ出したり、折り返すほどのメッセージがあふれている。

 また、草月流師範の片山健さんが「ケチャ」をイメージして生けたダイナミックな生け花が会場を飾るほか、同財団のこれまでの事業をパネルや映像で紹介。また毎週日曜日には、能楽師の講演や箏曲のライブ、野菜を使った生け花ライブなども行う。

 同財団の江崎祐子さんは「市民と文化芸術、演じる側と見る側、アーティスト同士をつなぐ役割の中で、『つなぐアートメッセージ』が生まれた。まず一度見てもらって、文化や芸術はアーティストという名の付く人だけでなく、身近なものだと感じていただけたら」と話す。

 開館時間は10時~20時。会場にもヒト型ペーパーとペン、クレヨンを準備し、来場者のメッセージもアートの一部として展示する。各イベントの問い合わせは同財団事業課(TEL 092-263-6266)まで。5月10日まで。

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