「十日恵比須(えびす)神社」(福岡市博多区東公園)が4月25日から、期間限定の御朱印の頒布を始める。
十日恵比須神社は1592年に創建し、福の神と称される「えびす様」と「だいこく様」の二柱を祭神とする神社。毎年1月8日~11日に行う「正月大祭」には約100万人が訪れるという。
今回初めて期間限定の御朱印を頒布する。同社権禰宜(ごんねぎ)の野上勝矢さんは「十日恵比須神社といえば正月大祭をイメージされる人が多いと思うが、普段の落ち着いた境内の雰囲気も知ってほしいと思い、限定御朱印を企画した」と話す。
限定御朱印のデザインは、正月大祭の福引きで授与する縁起物の一つで、えびす様の顔と福耳が付いただるま「福おこし」をモチーフにし、11体の福おこしが「十日恵比須神社」の文字をのぞき込んでいるようなデザインにした。社名の書体は福おこしの丸い形をイメージして書き起こしたという。初穂料は1,000円。今後も季節ごとにデザインを作り頒布する予定という。
通常頒布する御朱印も同日からデザインを変更し、これまでと同じつるかしわの印と社印に加えて、えびす様とだいこく様の印を押す。初穂料は500円。
野上さんは「正月大祭のにぎやかな雰囲気と普段の穏やかな雰囲気の二面性を広めていけたら」と話す。
御朱印の受付時間は9時~17時。限定御朱印の頒布は6月か7月までを予定。