ランドセル専門店「中村鞄（かばん）製作所 福岡店」（TEL 092-260-1178）が2月1日、「博多リバレインモール by TAKASHIMAYA」（福岡市博多区下川端町）2階にオープンした。

店内の様子

　「中村鞄製作所」は、1960（昭和35）年創業の手作りランドセル専門店で東京・足立区に本店を構える。福岡店は本店、銀座店に続き3店舗目で九州初出店。生産キャパシティーの問題で常設店を構えることが難しかったが、新工場を建てるなど生産キャパシティーを広げられたことから、福岡店の開店に踏み切ったという。店舗面積は15坪。

　同社のランドセルは、背当てと肩ベルトに使うシャトルクッションに衝撃吸収力の高い低反発素材を採用し、暗い道でも目立つように前後左右に反射材を付けるなどの基本機能を備える。子どものことを考えた使い心地や安全性、素材などを研究し続けているという。

　2024年度は、同じ仕様で3つの素材をそろえ、4シリーズ用意する。ラインアップは、革と同色のステッチで仕上げる「No.8馬革コードバン ランドセル」（全2種、各9万8,800円）、ステッチ・背革などに遊び心のある色を採用したという「No.6牛革ボルサ ランドセル」（全25種、各7万2,800円）、肩ベルトと側面にハートの刺しゅう入りの「No.5 ベルエース ハート ランドセル」（全5種、各5万9,800円）、軽さと耐久性を兼ね備えるという「No.1ベルエース ランドセル」（全19種、各5万6,800円）。店内壁面に棚を設け全ラインアップの実物を展示するほか、イニシャルの刺しゅう見本を用意する。店頭で予約注文を受け付け、申し込み順に今年の秋以降に客へ商品を届ける。

　専務取締役・中村徳光さんは「子どもが6年間笑顔で過ごせるよう一つ一つのランドセルに願いを込めて作り続けている。ランドセルの専門メーカーなので悩み事や質問など店頭でなんでも相談してもらえれば」と話す。

　営業時間は10時～19時。来店は予約制で、予約はウェブサイトで受け付ける。定休日は「博多リバレインモール by TAKASHIMAYA」に準ずる。