新出光（福岡市博多区上呉服町1）が11月1日、電動スクーターのシェアリングサービス事業「ラクすく」をスタートした。

　同社の展開する「ラクすく」事業は、電動スクーターを1分単位で借りることができるモビリティシェアリングサービス。低炭素型交通網の構築、移動手段の多様化と利便性の向上、新たな観光モビリティの提供などを目指す。福岡市の「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択され、昨年5月～7月と9月～11月に実証実験を行った結果を踏まえ、今回、サービスの提供を開始した。

　利用対象は、満18歳以上で日本の運転免許証所持者（高校生不可）。スクーターの貸し出し・返却ができるポートは、現在BiVi福岡、マリノアシティ福岡、福岡市営渡船旅客待合所（志賀島、西戸崎）、コメダ珈琲（コーヒー）店博多駅東店、パジェット・レンタカー天神北店、イデックスリテール福岡 セルフ別府 202SS、イデックスリテール福岡 セルフ福岡ドーム前SSの福岡市内8カ所に設置し、スクーターは計24台配置する。今後は市内を中心にポートと車両台数を増やし、将来的に市内100カ所以上のポート設置を目指す。

　運営時間は8時～20時。利用料金は、1分＝12円（最初の1分は無料）、1日プラン＝2,200円。利用にはLINEを使い、事前のアカウント登録と運転免許証・クレジットカードの登録が必要となる。来年4月から、24時間運営を予定する。