「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町)展示棟2階で現在、展示会「博多の粋 博多織と博多人形展」が開催されている。
今回の展覧会は、博多織と博多人形の美意識を「粋」と捉え企画したもの。会場では、手織り博多帯を会期中4回の展示替えを行い紹介する。博多織70年という木村佐次男さんの作品をはじめ、岡部由紀子さんなど若手作家8人の博多帯を紹介する。博多人形は小島与一さんの作品「暫(しばらく)」や松尾吉将さんの作品「化粧」など14点を展示する。
会期中は関連イベントも行う(要予約、先着順)。10月29日の13時30分~15時は、博多織の手織りへのこだわりなどを話す「博多町家車座談義」(参加無料、定員20人)。有料ワークショップも行い、11月5日、6日は絹糸を使ったミニタペストリー作り(13時と15時、各回定員10人、1,600円)や11月19日、20日は博多織の巾着作り(同)など。
同館学芸員の松尾由美子さんは「本物が醸し出す粋なかっこよさを楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時~18時。入場料は200円(中学生以下無料)。11月27日まで。