博多駅前・朝日ビル内の多目的ホールで1月21日、保護者向けの「子どもの金銭感覚ワークショップ」が開催された。主催はエフコープ生活協同組合(本部=糟屋郡篠栗町)。
同生協は3年前から同様のワークショップや、小学生を対象とした「おこづかいゲーム」など金銭に関するワークショップを県内で年10回ほど行っている。
当日、ライフプランアドバイザー(独自資格)が講師を務める同ワークショップには、幼児から大学生の子どもを持つ母親ら5人が参加。お金や小遣いにまつわる失敗談や心配事などをそれぞれ出し合い、お年玉の対応や「友だちが持っているから」という子どもの声への対処、ゲームや携帯電話をどのように持たせるべきかなどさまざまな意見が出された。
講師を務めた福岡支部リーダーの豊島静枝さんは「限られたお金を上手に使う力はお小遣いで悩んだり、喜んだりということからはもちろん、日常生活の親の金銭感覚を見て覚える。一緒に買い物をしたり、家でのルールを話し合ったりして、経済的な意味での自立が大事」と話した。
今後の活動について豊島さんは「厳しい状況でも自分で自発的に生活を守れる知識を伝えられれば」と話す。3月末にもワークショップを予定しており、内容が決まり次第同生協サイトで告知する。