九州の一つの地域に特化し、期間ごとでさまざまな地域産品を生かしたメニューを提供するローカルレストラン「LOCAL TABLE by L.D.L inc.(ローカルテーブル バイ エルディーエル インク)」が現在、JR博多シティ(福岡市博多区博多駅中央街)9階「くうてん」に期間限定でオープンしている。
JR博多シティと、地域ブランディングの提供、ローカルの食や楽しみ方を提案する店舗などを手掛ける「ローカルデベロップメントラボ」(博多駅前3)のコラボ企画。ローカル食材を活用したオリジナルメニューの開発・提供や、その地域の商品価値を知るための展示販売を行う。「ローカルの価値を味わう」「ローカルの価値を知る」がコンセプトで、期間中に熊本県の山鹿、上天草、水俣・芦北の3つの地域を順番に特集する。店舗面積は約43坪、イートインスペースの席数はテーブル18席。
第1弾のテーマは、来年1月10日まで「山鹿のワインと食」。菊鹿シャルドネ、菊鹿シャルドネ アンウッド、デラウェアの飲み比べができる「ワイン飲み比べ」(1,320円)や、「山鹿のトマトピザ バジル塩麹(こうじ)あえ」(1,650円)、スキレット料理「山鹿野菜と卵とキャビア」(単品=770円、バゲット付き=990円)などをイートインスペースで提供する。福岡・糸島のフランス料理店「Pinox」のシェフ・水野健児さんが、メニュー開発をプロデュースした。
そのほか、キャビアのような食感の菜種を瓶詰にした「菜の花キャビア」(800円)、添加物不使用のソーセージ「NACHUMI ソーセージ ショート」(486円)「NACHUMI ソーセージ ぐるぐる」(432円)などを販売する。山鹿の商品以外にも、ジャムやコーヒー豆、干し芋など、8月に閉館したイムズの「ローカルデベロップメントラボ」で取り扱っていた九州の食品約40種類もそろえる。
店長の伊田遥さんは「その地域でしか楽しめないもの、旬のものを期間限定で取り扱う。店に来て、その地域を感じてもらえれば」と話す。
営業時間は、11時~15時、17時~22時。来年3月31日まで。