「名人小島与一展~魂をうつされた博多人形たち~」が現在、「博多町家」ふるさと館(福岡市博多区冷泉町6)展示棟2階で開催されている。
小島与一(1886年~1970年)は博多生まれの博多人形師。38歳の時にパリ万国現代装飾美術工芸博覧会に出品し銀賞を受賞するなど活躍した。小島の作品を展示する同展では、同館が寄贈を受けた12体の歌舞伎人形をはじめ、川上音二郎像、重量挙げ人形などを展示する。博多人形一筋の職人としてや、粋人としての情熱的な生き方など、小島の人物像についても紹介する。
同館学芸員の松尾由美子さんは「博多人形の名人である小島与一の作品と共に、そのひたむきな人生を紹介している。歌舞伎人形12体が勢ぞろいしているので、歌舞伎ファンにはぜひ見てもらえたら」と話す。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は200円、中学生以下無料。11月23日まで。