イベント「博多FARMERS' MARKET(ファーマーズ マーケット)」が9月3日、JR博多駅前広場(福岡市博多区博多駅中央街)で始まった。
九州の農業の元気づくりを応援することを目的に2015(平成27)年から始まった「博多ファーマーズマーケット」は、「九州の旬」をテーマとした食のマーケット。主催は九州旅客鉄道、JR博多シティ、ぐるなび、NKB。九州の飲食店と生産者のネットワークを通じて、九州の食材・食文化の発信と地域の活性化に取り組んでいるという。
今年は、新型コロナウイルス感染症予防対策により、予定していた3月~5月の開催を中止。イベントの中止や飲食店の休業、令和2年7月豪雨の影響による農作物への被害や販売店舗の浸水などで販売する場所や機会がないという生産者も。そのような逆境の中でも「新鮮で、おいしい農作物を多くの人に届けたい」という思いに少しでも応えたいということから、9月の開催を決定した。
31回目の開催となる今回は、九州の生産者や加工業者など26店舗が出店。会場では、「五島列島漁師手づくり 網元清兵衛」(長崎県)の「カマスの開き」など干物各種、「安田 蒲鉾店」(長崎県)の「飛魚かまぼこ」などの加工品、「アグリパンクス」(朝倉市)のブドウ、「泉屋六治」(糸島市)のシナモンティー、ジンジャーシナモンティーなどを販売。このほか、アスパラガスやナス、ピーマン、オクラ、赤トウガラシなど旬の青果や、マフィンやドライフルーツなど旬の食材を使った加工品を並べる。
新型コロナ対策として、マスク着用、手指の消毒、什器や商品の消毒、入場制限などを行うほか、会場内での飲食は禁止とする。
開催時間は11時30分~19時。9月6日まで。