アジ美で「Tchindonちんどん」上映-日仏交流150周年で自主制作

口上、鉦(すりがね)、太鼓に奇抜な衣装で宣伝を行うのが「チンドン屋」。今作品では福岡の美しい風景も見どころ。

口上、鉦(すりがね)、太鼓に奇抜な衣装で宣伝を行うのが「チンドン屋」。今作品では福岡の美しい風景も見どころ。

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 福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町)7階のあじびホールで12月21日、日仏交流150周年を記念した自主制作映画「Tchindonちんどん」の上映が行われる。

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 作品は、チンドン屋の主人公と子どもたちとの交流をさまざまな風景の中で8つのストーリーのオムニバス形式で、CMフェスティバルの仕掛人としても知られるフランス人ジャン・クリスチャン・ブーヴィエさんによる日本文化論のナレーションが入る。ロケは能古島や春日公園、嘉穂劇場、吉井町、筑後川、太宰府天満宮など県内各地で行われた。当初からフランスでの上映を決めていたため、全編を通してフランス語で制作されている(字幕は日本語)。

 共にNPO法人である「博多映画道場」と「交響の森」が立ち上げた映画プロジェクトで、監督を博多映画道場の柴田洋一さん、同作品の制作委員会代表を交響の森の遠藤雅美さんが務める。出演はアダチ宣伝社(南区皿山2)と社長の安達ひでやさん、ブーヴィエさん、あんみつ姫のとまと座長も。

 今月10日にはパリで上映が行われ、チンドン屋のパフォーマンスなどは大道芸の盛んなフランスの地元メディアに取り上げられるなどの反響があったという。

 遠藤さんは「もともと海外向けに日本を知ってもらおうと作った映画。福岡の街並みはまんざら捨てたものでもない、きれいなところが多かった。当たり前と思っていた日本の風景や美しい街並みを改めて感じてもらって、それぞれが楽しい思いを感じていただけたら」と話す。

 上映は11時30分~、14時30分~、17時30分~の3回(30分前に開場、各回120人)。共に上映15分前からアダチ宣伝社によるショートパフォーマンスが行われる。入場料は1,500円。問い合わせは遠藤さん(TEL 090-3668-2019)まで。

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