九州電力(福岡市中央区渡辺通2)、九電テクノシステムズ(南区清水4)、西日本鉄道(博多区博多駅前3)が7月2日、西日本鉄道のアイランドシティ自動車営業所(東区香椎照葉5)で運行している電気バスを、電力の需給バランス調整に活用するための実証実験を行うこと発表した。
実証実験は、九電グループで開発した大型車向け充放電器を使い、九州電力および九電テクノシステムズからの遠隔指示に基づいて、電気バスの蓄電池を充放電することで、新たな電力需給バランス調整への活用可能性を検証するもの。
併せて、同営業所の電力ピークカットや深夜電力の活用などエネルギーマネジメントにも取り組むとする。
西日本鉄道では、低炭素社会実現に向けた取り組みを推進するため、今年2月に電気バス1台を導入。電気バスの運行路線は「アイランドシティ~西鉄千早駅」線、バッテリー搭載容量は105.6キロワットアワー、一充電走行可能距離(SOC80%)は約120キロメートル(空車、エアコンオフ時)。